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夏山でも低体温症に備えて

 弊会の高村代表のコメントを掲載した記事『夏山でも低体温症に備えて 早めに防寒と糖分補給』が中日新聞(2012.6.7)に掲載されました。

夏山でも低体温症に備えて 早めに防寒と糖分補給(中日新聞2012.6.7)

要点を下記に転載します。
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体をぬれにくくさせて、体温保持に役立つ高機能の下着=名古屋市で

 ほんのわずかな判断の差から起こる山の遭難事故が絶えない。特に天候の急激な変化に対応できずに低体温症にかかると、命取りになるケースもある。体温保持の大切さを山の専門家に聞いた。 (林勝)

 五月五日、北九州市の男性医師ら六、七十代の六人が長野県の白馬岳(二、九三二メートル)に向かう途中で遭難。春の陽気から冬山へと急変した天候の中、簡易テントやダウンジャケットなどの装備を使わないまま、全員が命を失った。

 「天気が悪くなってから対応しようとしても、急速に体温を奪われると判断が鈍り、体も動かない」。北アルプスで診療活動に携わる医師で、富山県黒部市民病院の麻酔科部長の田辺隆一医師(59)は、低体温症の怖さを強調する。

 特に春や秋は天候の変化による寒暖の差が大きく、汗や雨でぬれたところに寒気と強風が襲えば体温を一気に失う。田辺医師は「(雲の状態などから)予測して早めに対応するしかない」と警鐘を鳴らす。

 軽度の低体温症になっているのに、気付かずに対応が遅れる場合も。体内温度(直腸温)が三五度以下になった状態が低体温症。三五~三三度で体が震え始めるが、意識は正常のため「実体験がないと気付きにくい」(田辺医師)。震えがきたら、一刻も早く風雨を避けて防寒する。体が熱をつくるのに必要な糖分の補給が大切という。

 「低体温症は季節に関係なく起こり得る」と山形県村山市の山岳ガイド、高村真司さん(52)は言う。夏でも樹林帯の登りで汗をかき、体をぬらしたまま風の当たる尾根に出ると体温を急速に失いやすい。「最初は気持ちがよく、意外に寒さを感じにくい。生あくびが出たり、眠気を感じたりしたら危ない」。注意力が散漫になると転倒や滑落を招き、道にも迷いやすい。

 東北の山々のガイド経験が豊富な高村さんは、緯度が高い地域では、実際の標高より、はるかに環境が厳しくなると注意を促す。関東や中部、関西方面から東北や北海道の山々に登る人が増える六月以降、「こんなに寒いとは思わなかった」とよく耳にする。「東北の山は実際の標高にプラス千メートル、北海道ならプラス千五百メートルと考えて備えた方がいい」と登山者に説明している。

 山のベテランが山岳遭難に対して、口をそろえるのは、自然のリスクの認識不足だ。「インターネット上の山行記など、楽しい登山の情報を頼りにしすぎていないか」と高村さん。環境の変化を読み、自分で判断して的確に行動すること。そこに、登山の奥深さと魅力があるのだと、ガイドを通して伝えている。

◆ウエア選びや着方が大切
 肌がぬれて体温を奪われる事態を避けるには、登山ウエアの着こなしも大切。登山用品専門店「駅前アルプス」(名古屋市)の社長、千葉泰丈さんは「こまめにウエアを着たり脱いだりして、余計な汗をかかないようにとアドバイスしている」。暑いのに無理をして歩いている人も多い。「面倒くさがらず、早め早めの対処を」と呼び掛けている。

 肌と密着する下着は、素材が重要。汗を吸いやすく、乾きが早い素材が普及している。最近では、水をはじく撥水(はっすい)性能が高く、体にぴったりフィットする下着が開発された。吸水性のある上着と重ね着すると、汗を肌から引き離す機能がある。雨がっぱの内側の結露で、肌がぬれるのを防ぐ効果も高い。

 千葉さんは「山の環境や季節、汗をかきやすいなどの体質に合わせ、ウエアを選んでほしい」と話す。
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夏山でも低体温症には用心しましょう。
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(画像は飯豊を北限とするハクサンコザクラ)

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